【読んだ本】食品の裏側
今回は、食品の裏側 みんな大好きな食品添加物 [ 安部司 ]の紹介です。
読んだきっかけ
精神疾患の本を読んでいて砂糖は摂取しない方がいいとか、この食材はこの栄養素が豊富とか、油をとるならこれがいいとか、食材のことも書かれていたので食べ物に関して元々興味がありました。けれども、「添加物」については気にしていませんでした。
インスタで友人が「#買い物は投票なんだ」(絵本のタイトルから)というタグ付けをしていて飛んでみると、添加物などについて投稿しているアカウントがありました。ハムなどに入っている亜硝酸Naなど発がん性があると知られているものは知っていましたが。「添加物」がいろんなものに使われているということには気にしたことがありませんでした。
そこから安部司さんの本にたどり着きました。
本の内容
安部さんは元々食品添加物の専門商社に勤めておりました。工場に足を運んだりして、商品の悩みを聞き、それならこれがおススメですよ!と食品添加物を買ってもらうというような仕事で、安部さんはあらゆる悩みを解決し「食品添加物の神様」とも呼ばれていたそうです。
そして、とある日の夕食、帰宅すると安部さんが開発したミートボールを娘が美味しそうに食べていたのをみて凍りつきました。
なぜ自分が開発したミートボールなのに凍りついたのかというと、安部さんはミートボールがどのようにしてできているか、何が入っているのかを知っているので、このミートボールは自分の子供には食べてほしくなかったそうです。
そして、自分も自分の家族も消費者である。ということに気づき、仕事をきっぱりやめて、食品添加物の現状を知らせる、食品添加物の評論家として活躍されています。
食品添加物が大量に使われている加工食品の紹介や、ニセモノの調味料の紹介、原材料表示の見方やその裏側、子供・大人が大好きな食品添加物の紹介などがあります。
また、食品添加物が悪い!!とだけを書いているだけではなく、きちんとメリットも書かれており、それを知ったうえで自分たちはどうしますか?というような内容になっています。
この本を読んで
この食材には何が入っているのか原材料を見るようになりました。しょうゆ・みりん・酒・味噌・だしの素など「安いしこれにしよ」と買っていた調味料すら添加物が入っており、私はニセモノを口にしていたことが何よりもショックでした。。。
少しづつ無添加の食品に買い替えていき、無農薬の野菜などにもこだわっていけたらなと思いました。
また、添加物を食品に使用するにあたって、人間に害が出ない数値を出すために、マウス実験をしたりし、使う量はこのくらいまでと決まっていたりします。実験をするということは、要するに取りすぎると害が出るってことだと思いました。今は病気をしていなくても添加物を毎日摂取するに当たって何十年後には…?もちろん現代の医療はすごいですが、だからって病気にはなりたくありません。無添加生活だから絶対病気にならないという保証もありませんが、知っておくことは必要ではないのかなと思いました。
もし、将来子供が産まれて、色々と理解できるようになってきたらこういった本を読ませてあげたいなと思ったきっかけの1冊になりました。
合わせておススメの本
安部司さん著書
子供と一緒に読める絵本 絵:ほう 文:藤原ひろのぶ